何かと不足しがちな収納スペース。衣服や道具は見えないようにしてスッキリ見せるのも良いのですが、よく使うモノは、どこかにひっかけておいて、すぐに使えるように、もしくはサッと持ち出せるようにしておきたいと思うことがあります。例えば、何かと出番が多いキッチンばさみ、毎朝使うカミソリ、外出する際だと自宅のカギ、お気に入りの帽子、コート、かばんなど。幼稚園や小学生の子供であれば、毎日着る制服や週末に洗うために持って帰ってきた上靴とその袋などもそうですね。石膏ボードの壁ならば、ホッチキスでフックを壁にはり付けることができる製品がありますが、キッチンのタイル、洗面所の鏡、お風呂のタイル、玄関ドア、木製や金属製の家具には、はり付けることができません。そういった場所にフックを、はり付けようと思うと、吸盤付きのフックという選択肢がありますが、吸着力が弱く、すぐに落ちてしまって何度も付けなおす羽目になってイライラしたり、いかにもフックという感じで見た目がスタイリッシュでなかったりします。吸盤以外だと粘着シールでくっつけるタイプもあります。粘着シールタイプは、しっかりと、はり付けられる反面、剥がす際に一苦労する上、シールの跡が残ってしまったりするので、フックの位置をちょっと移動させたいときに面倒です。何か良い製品は無いかなあ、と思っていたけれど、日本国内ではコレ！という製品にめぐりあうことはありませんでした。そうして月日が経ち、ひょんなことから海外製品を輸入して国内で販売するというスモールビジネスを始めることになり、海外メーカーのサイトをリサーチしたときに見つけたのが、台湾メーカー「ＦＬＹＴＴＡ　ＤＥＳＩＧＮ」製マグネットホルダー「ＭＡＧＵＳ（マグス）」です。日本でも実用新案権を取得している真空吸着する仕組みで、しっかりはり付けられるのに、クルっと回すだけサッと外すこともできる、吸着面の反対側はマグネットが埋めこまれており、マグネットにくっつくモノをひっかけられる、側面はシリコンゴムで滑りにくいので、帽子、コート、かばんがひっかけられる。表、裏、側面とすべてが機能的、そして何よりフックに見えないシンプルデザイン。これってフックの決定版じゃない？と思って、メーカーに猛アプローチし、今日の販売に至ってます。